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Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者およびリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05164-03
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ttXlaPersistOpen

説明

TimesTenデータ・ストアに対するトランザクション・ログ・ハンドルを初期化して、永続モードでのトランザクション・ログへのアクセスを有効にします。hdbcパラメータは、TimesTenデータ・ストアへのODBC接続ハンドルです。ODBC接続ごとに1つのXLAハンドルのみを作成します。ODBC接続に対してXLAハンドルを作成してから、ttXlaCloseでクローズするまで、ODBC接続に対して他のODBCコールは発行しないでください。

tagは、永続ブックマークを識別する文字列です(「XLAブックマーク」を参照)。tagでは、optionsパラメータを指定して、新しいブックマークかシステムにすでに存在するブックマークかを識別できます。handleパラメータは、このコールによって初期化され、XLAに対する後続の各コールで指定する必要があります。

一部の処理は、ブックマークなしで実行できます。これらのタイプの処理を実行する場合は、XLANONEオプションを使用して、ブックマークなしでログにアクセスできます。次に、ブックマークなしでは実行できない処理を示します。

永続モードでは、複数のアプリケーションで同時にログから読取りを実行できます。この関数の使用方法については、「XLAの初期化およびXLAハンドルの取得」を参照してください。

この関数が成功すると、XLAは自動コミット・モードをOFFに設定します。

この関数が失敗しても、まだハンドルを作成する場合は、メモリー・リークを防ぐためにハンドルを閉じる必要があります。


注意: 永続モードは、ディスクベースのロギングでのみサポートされています。

アクセス制御

アクセス制御が有効になっている場合は、WRITE権限またはデータ・ストア・オブジェクトの所有権が必要です。


注意: セッションをオープンすると、ハンドルへのXLAコールに対して権限の確認は続行されません。

構文

SQLRETURN ttXlaPersistOpen(SQLHDBC hdbc,

                SQLCHAR * tag,

                SQLUINTEGER options,

                out ttXlaHandle_h *handle)

パラメータ

パラメータ
説明
hdbc
SQLHDBC
データ・ストアのODBCハンドル。
tag
SQLCHAR *
永続ブックマークの識別子。optionsがXLANONEに設定されている場合はNULLを指定できます。許容最大長は31です。
options
SQLUINTEGER
ブックマーク・オプションは、次のとおりです。
  • XLANONE: ブックマークなしで接続します。tagフィールドは無視されます。
  • XLACREAT: 新しいブックマークを作成します。ブックマークがすでに存在する場合は失敗します。
  • XLAREUSE: 既存のブックマークに関連付けます。ブックマークが存在しない場合は失敗します。
handle
out ttXlaHandle_h *
このコールによって返されるトランザクション・ログ・ハンドル。このコールによって領域が割り当てられます。領域を解放するには、ttXlaCloseをコールする必要があります。

結果

コールが成功すると、SQL_SUCCESSが返されます。返されない場合は、ttXlaErrorを使用してエラーをレポートします。

この例では、トランザクション・ログを永続モードでオープンし、xlahandleというハンドルを返して、mybookmarkという新しいブックマークを作成します。

SQLHDBC hdbc;

ttXlaHandle_h xlahandle;

rc = ttXlaPersistOpen(hdbc, ( SQLCHAR*)mybookmark,

                      XLACREAT, &xlahandle);

注意

マルチスレッド・アプリケーションでは、スレッドごとに別々のXLAハンドルを作成する必要があります。複数のスレッドで同じXLAハンドルを使用する必要がある場合、1つのスレッドのみが一度に1つのXLA処理を実行できるように、mutexを使用してそのXLAハンドルへのスレッド・アクセスをシリアライズします。

参照

ttXlaClose

ttXlaDeleteBookmark

ttXlaGetLSN

ttXlaSetLSN